学校長挨拶

こんにちは。校長として令和5年4月に着任しました宮﨑真司と申します。

延岡東高等学校6回生で、かつての学び舎で母校のために働けることに幸せを感じています。

どうぞよろしくお願いいたします。

本校は、創立の辞にあるように、内なる道徳律を示すカントの星輝く延岡西高等学校と、旭日の勢いを示す東雲輝く延岡東高等学校、この2校の輝かしい歴史と伝統を受け継ぎ、地域の英知を結集して誕生しました。今年で創立19年目を迎えます。

本校のキーワードは「風」です。

本校の創立の辞は「新しい風を起こせ」という言葉です。

『志の風』『美しの風』『創造の風』を校訓に掲げ、「生きる力を身につけた、新しい風を呼び起こす創造者として社会に貢献できる人材を育成する」ことを教育目標としています。

ご承知の通り、世の中は劇的な変化を起こしています。VUCA(Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)) という言葉に代表されるように未来の予測が難しい時代になってきています。

このような時代に対応できるようになるためには、目の前の課題に対して自分で考え、他者と協働し、納得解を見つけ出していく力が必要になります。

その為に本校では以下のことに特に力を入れて取り組んでいます。

  • 「余白」をつくり、「自分を見つめる」プログラム

「余白」

時間に追われ続ける日々ではゆっくりと「自分」を見つめることはできません。

そのため朝課外、土曜講座をやめ、50分授業から45分授業に変更しました。

毎週水曜日はリフレッシュデーとして6時間授業で放課としています。

(水曜日は部活動、星雲プログラムがありません)

「自分を見つめる」

45分授業で生まれた時間を利用して星雲プログラムという自分自身の課題に向き合い解決に取り組む時間をつくりだしています。

担任や副担任によるきめ細かな面談を行い、自分を振り返ることができます。

高校生向け手帳NOLTYスコラを使って自らPlan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)を行います。ToDoリストを活用し、やるべきことを常に意識します。

  • 「星雲プライド」の醸成

生徒の主体性を重んじ、のびのびと学び合う環境の中で成長できる学校の実現に努めています。

生徒は、自主・自立・自治の「星雲プライド」を持って、学校行事、部活動などの学校生活を送っています。

それらの中でたくましく豊かな人間性が育まれていきます。

  • 「多様性」を認める学校文化

それぞれの生徒に合った多様な進路に対応できるカリキュラムを展開しています。

高校2年までは「文系」「理系」のコース選択をなくし、文系と理系が混在する多様な価値観を持った仲間の中で柔軟な思考を育むことができます。

今年度の卒業生は国公立大学合格者が33名で2年前の3倍となるなど、これらの取り組みは確実に成果を上げています。

延岡星雲高校は新しい学校ですので、今まさに「新しい風」を起こしながら、ひとつずつ歴史や伝統を積み重ねています。

新しいことにチャレンジしようという生徒の皆さんを、私たちは歓迎し応援します。

皆さんも私たちと一緒に「新しい風」を起こしてみませんか。

第9代校長 宮﨑 真司

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